2011年06月13日
性教育

『ぼくどこからきたの?』
ピーター・メイル著
アーサー・ロビンス絵
谷川俊太郎訳
河出書房新社刊
わが家の本棚にあります。
知り合いの助産師さんに、『性』にまだ目覚めてない子どもにいい本ってないかなあ?
と相談したところ、この本を教えてもらった。
性教育ってどうやったらいいのかわかんないし、
色気づいて間違った情報を仕入れられても困るし、
と去年ふと考え、
図書館や書店で手にとるのが恥ずかしいと思う前に、(大きくなって、こっそり自分でも読めるように)家の本棚に置いとこう!
とアマゾンで購入。
せっかくなので、メグ・ヒックリングさんの子ども向け性教育本も一緒に。
そして、時を同じくしてアバンセであったメグさんのワークショップにも参加した。
長男、長女とも、いまひとつピン!ときている感はなかったけどね。
そして昨日、小学校のフリー参観で、娘のクラスは『生命の誕生』の授業。
いつになく緊張気味の先生とは対称的に元気な児童達。
淡々と授業は進み、ビデオ鑑賞(民放で昔放送されたもの)。
明らかに性交を表すシーンに差し掛かると、急に画面を隠すかのように、最初に学習した精子と卵子の絵を見せ、復習する先生。
そして、急に画面を遮られ「先生!見えーん!」と怒る子ども。
思わず吹き出そうとしてしまった。
親の目もあるし、先生も大変だ。
そのシーンが過ぎると、何事もなかったかのようにビデオ鑑賞は進んでいった。
そして最後に出産。
これは目隠しなく、ありのままの映像。
さっきのシーンはダメでココはいいんだ。
なんだか不思議。
テレビでは流せる内容だけど、学校では児童の年齢を配慮した、というところだったのかな?
で、あなたたちはすごい確率で生まれてきたんだよ!大事に思われているんだよ!と話し、親から子へ内緒で書いていた手紙を渡す、といった内容だった。
本を読んだり、メグさんの話を聞いていたせいか、落ち着いて授業を受けていた娘。
帰宅後、娘が授業の内容を何か話すだろうか?
と思っていると、
娘は帰るなり、
「お母さん!30秒ハグして!」
30秒ハグすることが宿題なんだとか。
先生も粋なことするね☆
それから、親からもらった手紙のお礼の手紙をいただきました。
お手紙もらって嬉しかった!
というキモチが溢れていてこっちが嬉しくなっちゃった♪
まだまだ三年生。
性教育もこれからですな。
ただ、出産シーンを観た後、ある男の子が、
『お尻から生まれてきたってショック…』と言ったところで、先生がスルーしてしまったのが惜しかった。
聞こえなかったのかもしれないけどね。